もうPALめ！なんて言わない。（長いよ）

DVDを観るのにちょっと苦労しておりました。

PCで観るには問題なかったものの、TVで観るのが、ちょっと。
こちらのTVはPAL方式で日本のはNTSC方式なものですから、せっかく外部出力があるポータブルDVDプレーヤーがあっても、そのままではTVに出力できないのでした。
幸い？ うちにはNTSCからPALに変換できるビデオデッキが備え付けてあったので、TV-ビデオデッキ-ポータブルプレーヤーてな具合に接続すればなんとか観ることはできた。

しかしそれも面倒だ。
なによりポータブルDVDプレーヤーでは日本のDVD（リージョン2）しか再生できない。

持ってるDVDの中には日本のをはじめリージョン1NTSC（アメリカ）とかリージョン2・4PAL（ヨーロッパ・オセアニア）とか、まあいろいろあったのです。
リージョン1は2台あるPCのうち1台のリージョンコードを変更して対応して。
でもってリージョン2・4のPALはリージョン2のPCで再生して。
とにかくタイトルによってハードを使い分けなくちゃならなかったのです。

まあ使い分けてなんとかなっていたものの。
最近になってDVD売場でソフトをみてたら、なんだかほぼ全部のタイトルがリージョン4表示になっていたのですよ。
ちょっと前まではイギリス共通仕様？のリージョン2・4がいっぱいあったのに。
で困ったことに、そのときの環境だとリージョン4は観られなかったのです。

このままでは図書館で借りてきたDVDも観られなくなっちまう、
というか『NewEurope』とか買いたかったのだ、
でもNZで買うとリージョン4だ再生できないどうしよう...となったわけです。

じゃあこっちでリージョンフリーのDVDプレーヤー買えばいいじゃない。
きいたところによるとこちらではリージョンフリーはアタリマエのようで。
それならと家電屋におもむくも、今売ってるプレーヤーはみんな背面に「4」の表示があるではないですか。
まさか規制が強くなっちゃって堂々と売るのやめちゃったのか知らん。

とりあえずあきらめて帰って、帰国の折に日本ではっきりリージョンフリーをうたっている商品を買おうかとネットで探してみたりもしました。
欲しいのはNTSCをPALに変換できて、PAL出力してくれるプレーヤー。
でも日本で売ってるのはPALをNTSCに変換してNTSC出力できるものがほとんど。（あたりまえだけど）
そっち方向のみの変換じゃだめなんだよう。とほほ。

まあ実はNTSCとPALの違いは正直どうでもよかったのです。
こちらで売ってるプレーヤー、たいていNTSC再生機能があるのです。
あとはただ、リージョン表記がハッタリなのかそうでないのか、だけだったのです。
（まさかこんなこと堂々ときけないし。）

で昨日、とうとう行動を起こしました。
近所の某有名ディスカウントストア店頭にて、試してみたのです。
リージョン1NTSCの『And Now For Something Completely Different』をカバンにこっそりしのばせて、展示品のいちばん安いプレーヤーにつっこんでみた。

結果。
そのまま再生OK。
リージョンコードはハッタリでした。

確認後そのいちばん安いプレーヤーの箱を持ってスタコラサッチャンでレジへ。
家に帰ってさっそくつないで今まで大画面で観られなかったDVDを堪能。
TVだと字幕が読みやすくていいですねえ。
これで何も考えないでDVD観られるー。わいわーい。
（ただしCPRMは依然としてPCで観なければならないわけだが）


余談ですが『And Now...』はちょっと前にこちらで再発盤が出てたのですが、パッケージが自分が持ってるアメリカ盤とほぼ同じ。
そんなものをカバンから出し入れしたりして疑われたらやだなあと思いつつ、まあそうなったらそうなったで「ほら、ここにNTSCて書いてあるだろ？ リージョン1て書いてあるだろ？ こいつはアメリカ盤なんだよ！」と言えばいいか、と考えてたりもしたのですが、結局そんなおもしろいことにはなりませんでしたよ。