忍者ブログ
2004/9/21スタート。実はNZからお届けしております。現在隔日更新中。
ぼなぶろぐ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


手術の2週間前に術前アセスメントのため病院へ。
身長体重血圧心電図を計測し、麻酔医及び外科医(担当医ではなかった)と面談、血液検査してあっさり終了。手術を受ける人用の説明プリント渡されるので熟読。

そして手術前日、2月20日の午後に病院から来院時間の連絡が。
わたくしの最寄りの病院では手術の時間が前日の午後にお知らせされるシステムなので、連絡がくるまではいつまで食事していいのかとかがわからないのですね。
指定時間は7時。食事は前日夜12時まで摂ってよくて、それ以降は水のみ、6時を過ぎたら水もだめ、薬を飲んでる場合はそれも6時までと再度説明を受ける。

でもって手術当日。
朝5時に起きてシャワー浴び、子のランチを作って、6時過ぎに家を出て病院へ。
時間より早めに着いてしまったけれどスタッフがいるので受付でチェックイン。
名前住所生年月日電話番号緊急連絡先等々間違いないのを確認して書類にサインしSurgical Admissions Unitへ向かい、7時にドアが開くまで廊下のソファで待つ。

7時にドアが開いて中の待合室へ。ほどなくしてナースに呼ばれ、個室に案内される。
そこでまた名前と生年月日を確認し、体温血圧心拍数をチェック。
最後に食べた時間と水飲んだ時間確認。
これからの流れの説明を受け、パナドールを3錠飲み、手術着に着替える。
背中で結ぶタイプの手術着の上からガウンみたいなのを着せてくれ、工場見学でかぶったみたいな薄紙の帽子と足カバーも付ける。そこで荷物も全部預ける。
朝早かったので家族全員で行ったのですけれど、子にも帽子と足カバーつけてくれたりと子供あしらいがうまいナースであった。すばらしい。

それから外科医がきて手術の説明。
腹腔鏡下右副腎摘出手術ですよ、術後1日入院ですよ、確率は低いけど万が一血管だの臓器だのを傷つけたりした場合開腹手術になりますよ...と12月にきいていた話を改めて。
このとき背中にマーカーで印をつけられ、そしてそのマーカーは子にくれた。皮膚に描く専用のマーカーだから落としやすいとかなんとか。(でも子が自分の手に描いたのはなかなか消えなかったらしい...)

外科医が去って、それからまたナースがやってきた。
これから移動してもらうのでここで少しファミリーとはお別れです、と。
7時40分頃だったので、これなら子の学校に余裕で間に合うなと思った。子にいってらっしゃいと手を振って移動。

前回の手術のときは個室からすぐ手術室に入っていったのだけれど、今回は違った。
手術室ゾーンの一角にカーテンで区切られた待機用のスペースがあって、レイジーボーイ(リクライニングチェア)が並んでいる。そこでリラックスして待っててね、と。体には不織布でできたブランケットのようなものがかけられるのだけれど、つながっている機械から温かい空気が送られていて、とてもあたたかい。(むしろ熱い)
カーテン越しのとなりの人のところに麻酔医がきて腕に針刺してるな...とかわかるのでちょっとドキドキする。
違うナースがきてまた名前生年月日食べた時間水飲んだ時間などチェック。
しばらくして麻酔医もきてひととおり確認し、前回気持ち悪くなったのね、了解!的な感じで去っていく。ここでは針は刺されず。
またしばらくして担当の外科医もやってくる。もともとうまくしゃべれないのだが緊張してきてさらにしゃべれない。とにかく大丈夫だよ!て感じで去っていく。

ブランケット熱いなーもっと弱くならないのかなーとか考えてるうちにナースがきて手術室に移動することに。他愛ない会話をしつつ手術室に入ると、目の前には手術台、手術台の上には台のようなものが2つ。おそらくひとつが頭を支える台で、もうひとつは手術箇所をのせることになるっぽい感じのなにか。いかにも腰が痛くなりそうな。
というかここに今から載るのかと思うと緊張で胃がキリキリしてきた。
うーんと思っていると麻酔医らしきドクターがナースにベッドを持ってくるよう指示し、ちょっとここに座っててねとキャスター付きの丸いすを引っ張ってきた。
ナースがベッドを手術台の隣に持ってくると、ではここに仰向けに横になってね、と。手術台には麻酔が効いた後に移動させてくれるらしい。横になってからベッドの高さを手術台の高さとあわせて準備完了。

それからまた名前生年月日住所等の確認されたのだけれど、あれ君んち近くにスーパーとかあるでしょ、そのあたりにコリーグのエディ(仮称)が住んでるんだよ~とかそんな話になる。その間にもうひとりの麻酔医らしき人が右腕に針を刺す。なかなかの太さのようでそこそこ痛い。入ったと思ったらもう一本。あいたたた。そしてもう一本。こっちはさほどでもなかった。このとき左上方にあった時計を見て、ああもう8時35分だから子は学校だなと思い、ナースとそんな話をする。そしてメガネを外す。麻酔医に点滴入るから冷たく感じるよ、と言われ、お、冷たいなと思ったところで記憶なし。

目が覚めたらそこはPACU(Post anaesthesia Care Unit,回復室)でした。ナースが右腕に新たに血管確保してるのだけれど、やや苦戦している様子。体温が低いからか麻酔から覚めた直後だからか、血管が収縮してるのでやりづらいらしい。
なんとか終わって気分はどうとかしばらくしたらWard(病棟)に移動しますよとか話す。
天井にデジタル時計があるのだが、メガネがなくてはっきりとした時間わからず、11時台であることだけがかろうじて見えた。
そして寒い。ガタガタ震える。のどはやや痛い。傷はあまり痛くない。気持ち悪くもない。
フットポンプがついてるのはわかったのだけど、尿カテーテルとかドレーンとかはついてないっぽい。
ぼーっとするのでしばらく目を閉じて、病棟に移動するのを待つ。そちらも忙しいらしく呼んでるんだけどなかなか来ないのよねーとナースが言っていた。

12時半頃(多分)ベッドごと病室に移動。部屋は個室でした。
病棟のナースに「ドレーンもカテーテルもついてないってことは自力でトイレ行けってことですよね...?」と確認するとハイそうですよ、行くときは声かけてくださいね。とあっさり言われるなど。水を飲んだり鎮痛剤(パナドール)飲んだりしてまた半分寝てるような状態で過ごす。病室移動後から傷の痛みが気になりだした。

眠れもせず水ばかり飲んでたらそろそろトイレに行きたいかも...となりナースがきたときにフットポンプを外してもらったのだけれど、痛くてなかなかベッドから立ち上がれないし、いざ立っても歩けない。仕方ないのでまたナース呼んでトイレまで歩けませんと言うとポータブルトイレを持ってきてくれるという。おまるだったらどうしよう...と思ってたら移動式の椅子型のトイレだった。なんとか済ませて横になる。傷は痛いし腹は減った。預けた荷物はもちろんまだ届かない。

少しして午後担当のナースが来る。痛くてトイレまで歩けなかったと言ったら強い痛み止めを出してくれた。荷物はいつごろ届きますかねーとやんわりときいたらここは(最上階で)最後だから17時くらい?と言われる。夜には届くといいね...

この痛み止め(トラマドール)がものすごく効いたようで、ほどなくして自力で歩いてトイレに行けるようになった。体を動かすとき以外はあまり痛みを感じず。それからドクターの回診があったのだけれど、大丈夫そうだねってんでフットポンプを外してもらい、どんどん立ち歩いて飲んだり食べたりしていいからと言われる。しかしランチは逃したし荷物はまだ戻らないのでカバンに入れたシリアルバーとか食べられない。腹減った。

やがて病院内の早いディナータイムになった。
もう歩けるのでベッドでなく窓際にあった椅子に座って味のない白身魚と付け合せの野菜を食べる。デザートはレモン味のジェリーと半分以上溶けたバニラアイス。魚はややぱさつき気味でしたので手術あけののどにはちょっとつらかったな...
暇だったのでなんとなく病室にあった液晶TVの電源を入れたら、そこにアナログ時計が表示された。部屋には時計がないのでずっと時間がわからなくて不便だったのだがまさかこんなところに時計が隠されていたとは。ちなみに試聴は有料。

その時計が17時を過ぎていたのでナースがきたときに荷物はまだですかしらねときいてみる。確認してきてくれるという。それからしばらくしてやっと荷物が戻ってきた。携帯も本もあるしこれでようやく暇つぶしができるぞー、と携帯の画面をみたら18時過ぎだった。
TVの時計、冬時間のまま!一時間遅かった!脱力。

19時過ぎに子と同居人が面会にきた。
そのときもけっこう元気で、ベッドに座って会話しておりました。
子が飽きたのであまり長居せず帰ってもらい、そのあともわりと自由にしていたのでしたが、22時をまわりいざ寝ようと思うとなかなか寝られない。
まわりのナースコールは気になるし、夜中に2回もヘリが来るし、眠れるようにとパナドールを出してもらってもせいぜい2時間くらいしか眠れない。
そうこうしているうちになんだか痛みが戻ってきているような気がしてきました。
そして朝がきた。

続く。
PR

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


英語のみのコメントは受け付けておりません。
うわ。大変だったね
お疲れ様。
回復と完治を願っております。
otama 2017/03/07(Tue)09:07:10 編集

ありがとうございます。
まさかまさかの手術でございました...

まだおなかの内側が鈍く痛むのですが(そしてときどき思い出したようにチクチクする...)それでも鎮痛剤の回数は減ったし普通のスピードで歩けるようになったりで日に日に回復しているのを実感しております。
早く腹筋運動できるようになりたい...(たるんたるんの腹をさすりつつ)
ぼな 2017/03/08(Wed)12:37:43 編集

プロフィール
HN:
ぼな
自己紹介:
2008年より在Wellington。
最近週休1日ペースで更新できてません...
最新CM
[11/26 名無権兵衛]
[05/11 ぼな]
[05/11 otama]
[03/08 ぼな]
[03/07 otama]
最新TB
アーカイブ
検索
メールフォーム
カウンター
忍者ブログ [PR]