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2004/9/21スタート。実はNZからお届けしております。現在隔日更新中。
ぼなぶろぐ
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今年もインフルエンザが猛威を振るう時期が近づいてまいりましたよ。
4月に入ってからひさしぶりにGPの診察を受けたのですけれど、そのときにインフルエンザ予防接種を勧められたのですよね。
そのときに「あなたの症例だとfreeだと思うよ」と言われて(去年?一昨年?もそう言われたような気がする)一応ここで調べたのだけれど、該当する症例はないのできっとドクターの気のせいよ...

まあそれはそれとして昨日子と2人でインフル予防接種受けてきました。
わたくし子供の頃極度のビビリでして、予防接種の度にチキンハートをバクバクいわせてたものですけれど、検査だの手術だので腕にブスブス針刺したりしてたらそれは慣れますわ。(未だに直視はできないけれども)
ナースもベテランで上手な人だったのか、針刺したのがよくわからないままに終わったよ。

でもって、子の番。
子がわたくしに負けず劣らずビビリなんですよ。似なくていいところが似てしまったという。
子も何度も入院して留置針とか挿してるはずなのですけれど(そして入院してるときはたいていぐったりしてるのでいやがることもないのですけれど)、やっぱり注射はイヤーてなるのよね。
なので9歳になってまでもカーチャンのお膝の上ですよ。
イタクナイヨー冷たいだけだったよーはい後ろにある時計見てようねーと気をそらして終了。
痛くなかったでしょう?ときいたらちょっと痛かったチクッとした、と言う。
痛いと思ってるから痛いんじゃないかと思うのだけれど、ただ単に自分が痛みに対して鈍感になってるだけという可能性も否めないわ...

インフルエンザ予防接種はおとなもこどもも1人$33でした。
今年もインフルかかりませんように。
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7月半ばの外科医のフォローアップ時に謎の病院予約が入っていた件。

予約日の10日くらい前にリマインダーのレターが届きました。
とりあえず病院に電話で確認する事態は免れた(そもそもどこに電話するべきかわからないし)

予約は4日(金)の朝10時からだったのですけれど、前日3日の昼くらいに携帯に電話が。
普段電話なぞめったにかかってこないのでアワアワしながらとったら内分泌科のドクターであった。
曰く、外科医から術後の経過は万全との連絡をもらった、血液検査の結果も問題なかった、血圧も大丈夫である、なので明日病院来なくていいよ、と。
お、おう。

というわけで内分泌科もなし崩し的にDischargeになりました。
これで原発性アルドステロン症に伴う高血圧での通院は全部おしまいだ!

しばらく病院のお世話になることがありませんように。

副腎摘出手術から5ヶ月が経過しました。
本日外科医のフォローアップ検診で(おそらく)すべて終了しました。わーい。

手術の後、およそ1ヶ月後に最初のフォローアップ。
そのときはまだウエストを締め付ける服はなるべく避けておりました。
傷口は背中なのだけど、腹とか脇腹のあたりがどうにもうすら痛くて、担当外科医にそれを訴えると、術中に周辺の神経が引っ張られたりするので、そのあたりが痛くなることはよくあると。
時間がたてばよくなるはずだよ、と。
それから摘出した副腎の画像見る?ときかれたので見せてもらいました。
副腎のサイズに対して意外と腫瘍のサイズが大きくて、腫瘍のみ摘出の選択肢がないのもやむをえまいよ、と思わされました。
摘出後の検査で腫瘍は悪性でないことも確認されたので一安心。(初めから悪性の可能性は低いと聞いてはいたものの)
検診前の血圧測定も問題なし。帰り際に採血して終了。

そして5月に今度はCardiology Clinic、循環器科へ。
やさしいおじいちゃんドクターに部屋に呼ばれるなり「手術うまくいってよかったね~」と言われる。
手術直後の血液検査の結果も良いし、もうバッチリだね!てんで横になり血圧測定。
しかしここでの測定結果がチョト高い。140台後半~90台くらい。
じゃあちょっとリラックスして、とドクターが少し席を外して戻ってきてまた計るもやはり高め。
僕はゆっくりコーヒー飲んでくるから...とまたしばらく席を外して、そして3回目を計るもやっぱり高い。術後2週間ごとくらいに家で計ってた血圧は正常範囲だったので焦る。
それでも手術の結果は出たし、ここはdischargeということで...と終了。
あとあなたの病気はちょっと珍しいのでリサーチに協力してもらってよいか?ときかれました。
何かしら連絡があるかもしれないとのこと、英語が不安なのでそれでもよければと一応了承したものの、今のところ何もありません。このまま症例参照だけで終わってくれればよいのだけれど。

一応ちょっと心配だったのでそれから家で何度か血圧計ってみたけれど、だいたい正常範囲内。
白衣なんちゃらであって欲しい。きっとそう。(英語でもwhite coat effectとか。そのまんまだ)

そして前回のフォローアップから4ヶ月後、外科医の2回目のフォローアップ。
例によって事前にナースの血圧測定があったのですが、これが長袖の袖を完全に上までまくれずカフにちょっとかかった状態で「いいのか、これで...」と若干不安に。
でもって測定に普通以上に時間がかかり、結果も高めで、それをメモして終了。
え、もっとちゃんと袖まくって、もっかい計ったほうがいいんじゃ...と思うも言えないorz
ドクターに呼ばれ、調子はいいですおなかいたくないですむしろ痒いくらいですと伝える。
で念のため傷口のチェックして、もう大丈夫ですとなりました。
血圧高めだね...とツッコミはあったものの、前回の血液検査の結果アルドステロン値は正常だったので、これで終了ということに。
EndocrinologyとGPに連絡しておくね、あ、次に予約入ってるねといわれ、えなにそれ知らないレターも来てない(病院の予約は必ずレターが届く)とあわてると、もしかすると今日の結果次第でどうにかするつもりなのでは、と言われたけれど外科医が知る由もなし。
Dischargeはいいけれど、これは自分で病院に確認するべきか、あるいはきかなかったものとしてそのまま忘れるべきなのか...(電話ちょう苦手)

とにかく(家での)血圧は下がったし、トイレが極端に近いのもなくなったので、クオリティ・オブ・ライフはかなり上がりましたですよ。
手術して本当によかった。
これからは残った副腎に無理させないようほどほどにがんばります。

術後2日。
朝がんばってお弁当だけ作って、あとは家でおとなしくする。
薬はパナドールとイブプロフェンのみで乗り切る。
超ゆっくり歩いて近所のスーパーに行ってみるがちょっと疲れた。
キッチンに立つのもなかなかしんどいので買ってきたものでなんとかする。
座っている分にはさほどつらくないので夜はコーヒーを飲みに行く(元気だな)
横になったり縦になったりしたときに上半身、肩のあたりが痛いのは炭酸ガスの影響か。
おなかもパンパン気味。これも炭酸ガスかしらん。

術後3日。
子の送り迎え再開。歩くスピードはまだゆっくり。
昼過ぎ疲れて横になったけれど夜ごはんは普通に作った。
薬はパナドールとイブプロフェン。

術後4日~
歩くのは相変わらずゆっくりだけどそこそこ普通に行動できる。
傷や副腎のあたりよりももっと下の方が痛い気がする。
締め付ける服は着ないようにしていたのだけれど、ゆるめの服さえあたるだけで痛い。手で触っても痛い。中で腫れてたりするのだろうか。
肩のあたりの痛みはほぼなくなった。

術後1週間。
砂だらけになった床をヘンリーで掃除したり、プールの付き添いした後子を風呂に入れたりしてたら具合悪くなりました... まだ無理だったぽい。
そして外に着ていける服があまりないのでゆるめの服を買ってくる。

術後8日。
退院時に1セットもらっていたので傷口の絆創膏をはりかえる。
まだ疲れやすい。
処方された薬は7日分だったけれどしばらく鎮痛剤は手放せない感じ。

術後2週間。
まだ歩くのはゆっくりめ。
今までベッドで体の向きをかえるときはヘッドボードに手をかけてエイヤと力を入れてたのだけれど、それをしなくてもいけるようになった。
たまに痛いなーと思うときにパナドールだけ飲んでいたけどそろそろなくても大丈夫ぽい。
そして傷口のあたりが痒い。

術後18日、とうとう傷口の絆創膏はがした。
うっかりかさぶたをはがさないよう気をつけなくては。
一応2週間で風呂解禁とあったのだけれど、なんとなく心配でまだシャワーのみです。


およそ3週間経過してだいぶ普通の状態に戻りました。
でもまだ走れないしちょっと無理するとすぐ疲れるのだった。

退院後の血圧はほぼ標準の範囲内。
これが目的だったので大成功ということか。
あとは残った副腎に無理させないようおとなしく生活します。

ちなみに今回処方された薬:
パラセタモール、イブプロフェン、胃薬(イブプロフェン用) 各7日分
トラマドール、オンダンセトロン(吐き気止め) 各3日分
鎮痛剤1週間分ではまったく足りない。
とはいえ普通パナドールくらいご家庭にあるからなんとかなるですね。

個人的には未だにお腹に力を入れにくいので整腸剤とかその手の薬が必要だったりします。
あとくしゃみも痛いです。
4月の日本行きは万全の体調で臨めるとよいのだけれど。

寝たんだか寝てないんだかよくわからないまま朝を迎えました。
8時前くらいにドクターの回診があり、夜中からけっこう痛いッス!というと昨日は全然痛くないって言ってたよね、手術時の麻酔(部分麻酔?)が切れてきたんだね、きっと明日の方が痛むんじゃないかな~と恐ろしいことを言われる。ひー。
傷の具合を見て、ナースに傷口の絆創膏(?)の交換を依頼し、昼には退院できそうだね、と。
それから今後の注意事項として、重い物持ったりストレッチしたりは1ヶ月くらい避けること、お風呂は2週間くらいで傷が塞がったら入ってもいいこと(シャワーは即可能)を伝えられる。

傷口といえば、前回は退院後GPで抜糸処理をしてもらったので、今回もそうなのかと確認したところ、縫合は吸収される糸で内側のみしているので特に抜糸の必要はないとのこと。
けっこう違いがあるのですね。

痛いので強い薬くれないかなと期待してナースに訴えたのだが出されたのはイブプロフェンだった。ガッカリしつつ冷めたトーストとポリッジの朝ごはん。ポリッジ食べられず。
食後ボーッとしてたら担当外科医もやってきた。万事順調なので、この後の血液検査の結果が良好なら昼に帰れるという。
過去に子が何度か入院したときは帰れるといわれてから書類が揃って本当に退院できるまで半日以上かかるのが常だったので本当かいなと思いつつ同居人に「一応ドクターはランチには退院できると言っている」と連絡。
それから部屋に採血担当の人がきて血を抜いていった。

少ししてナースが背中の絆創膏を交換しにきた。傷口は3ヶ所。ゆっくり丁寧に替えてくれたのだけれど、「傷口すごく小さいですよ~」と言われたのが、こんなに傷ちっさいのに痛いとかプフーと思われたのかしらんと被害妄想気味に。(でも痛い)
替えてくれた後に絆創膏はウォータープルーフなのでシャワーもすぐ浴びられるからね!と言われたのだが痛かったのでしばらくベッドでゴロゴロ。

10時過ぎくらいにエイヤとシャワーを浴びてみた。鏡で見てみると背中付近ともものあたりに字や線がかかれていたり薬?の色がついていたり。新しい病院着に着替えてまたベッドに横になる。薬は効いてる感じが全然しない。

いよいよランチタイムが近づいてきた。
12時過ぎ、ナースがやってきて退院だという。もう次に入る人がいるのでなるべく早く部屋を空けて欲しいといわれる。家族がすぐに迎えに来られないのでどこか待てる場所はありますかねーときいたらラウンジで待ってていいとのこと。ペーパーワークの進捗を確認してくると部屋を出たナースはすぐに書類片手に戻ってきて、薬の説明をし、右ひじ内側の留置針を抜いてくれた。激しく内出血して紫色になってて、ああこれは痛いわけだ...と思いました。

なんとか着替えて荷物をまとめ、部屋を出てラウンジに移動。しかし痛いので歩くのは非常にゆっくり。
本を3冊入れてたリュックが重たかったので背負おうとしたら傷にあたってアイタタタ。
ランチはラウンジに運んでもらうからそこで食べていいと言われていて、これもキャンセルされてたりするんじゃないかとドキドキしましたが、ちゃんと届きました。
エントランスの奥にカフェもあるのでそこでコーヒーでも飲んで待ってればよかったのだけれど、あいにく財布は家に置いてきてしまったので、おとなしくラウンジで待つ。

13時半頃家人がきたので本当に退院。
病院食が侘びしかったのでカフェに寄ってコーヒーとクッキー食べてから帰りました。
家に着いてからすぐシャワー浴びて、そして寝た。
しかし傷は痛い。一旦起きて夜ごはん食べて、処方された中でいちばん強い痛み止めであるところのトラマドールを飲んでまた寝る。
体の向きをかえたり、体勢をかえたりすると痛いのよね...

続く。

手術の2週間前に術前アセスメントのため病院へ。
身長体重血圧心電図を計測し、麻酔医及び外科医(担当医ではなかった)と面談、血液検査してあっさり終了。手術を受ける人用の説明プリント渡されるので熟読。

そして手術前日、2月20日の午後に病院から来院時間の連絡が。
わたくしの最寄りの病院では手術の時間が前日の午後にお知らせされるシステムなので、連絡がくるまではいつまで食事していいのかとかがわからないのですね。
指定時間は7時。食事は前日夜12時まで摂ってよくて、それ以降は水のみ、6時を過ぎたら水もだめ、薬を飲んでる場合はそれも6時までと再度説明を受ける。

でもって手術当日。
朝5時に起きてシャワー浴び、子のランチを作って、6時過ぎに家を出て病院へ。
時間より早めに着いてしまったけれどスタッフがいるので受付でチェックイン。
名前住所生年月日電話番号緊急連絡先等々間違いないのを確認して書類にサインしSurgical Admissions Unitへ向かい、7時にドアが開くまで廊下のソファで待つ。

7時にドアが開いて中の待合室へ。ほどなくしてナースに呼ばれ、個室に案内される。
そこでまた名前と生年月日を確認し、体温血圧心拍数をチェック。
最後に食べた時間と水飲んだ時間確認。
これからの流れの説明を受け、パナドールを3錠飲み、手術着に着替える。
背中で結ぶタイプの手術着の上からガウンみたいなのを着せてくれ、工場見学でかぶったみたいな薄紙の帽子と足カバーも付ける。そこで荷物も全部預ける。
朝早かったので家族全員で行ったのですけれど、子にも帽子と足カバーつけてくれたりと子供あしらいがうまいナースであった。すばらしい。

それから外科医がきて手術の説明。
腹腔鏡下右副腎摘出手術ですよ、術後1日入院ですよ、確率は低いけど万が一血管だの臓器だのを傷つけたりした場合開腹手術になりますよ...と12月にきいていた話を改めて。
このとき背中にマーカーで印をつけられ、そしてそのマーカーは子にくれた。皮膚に描く専用のマーカーだから落としやすいとかなんとか。(でも子が自分の手に描いたのはなかなか消えなかったらしい...)

外科医が去って、それからまたナースがやってきた。
これから移動してもらうのでここで少しファミリーとはお別れです、と。
7時40分頃だったので、これなら子の学校に余裕で間に合うなと思った。子にいってらっしゃいと手を振って移動。

前回の手術のときは個室からすぐ手術室に入っていったのだけれど、今回は違った。
手術室ゾーンの一角にカーテンで区切られた待機用のスペースがあって、レイジーボーイ(リクライニングチェア)が並んでいる。そこでリラックスして待っててね、と。体には不織布でできたブランケットのようなものがかけられるのだけれど、つながっている機械から温かい空気が送られていて、とてもあたたかい。(むしろ熱い)
カーテン越しのとなりの人のところに麻酔医がきて腕に針刺してるな...とかわかるのでちょっとドキドキする。
違うナースがきてまた名前生年月日食べた時間水飲んだ時間などチェック。
しばらくして麻酔医もきてひととおり確認し、前回気持ち悪くなったのね、了解!的な感じで去っていく。ここでは針は刺されず。
またしばらくして担当の外科医もやってくる。もともとうまくしゃべれないのだが緊張してきてさらにしゃべれない。とにかく大丈夫だよ!て感じで去っていく。

ブランケット熱いなーもっと弱くならないのかなーとか考えてるうちにナースがきて手術室に移動することに。他愛ない会話をしつつ手術室に入ると、目の前には手術台、手術台の上には台のようなものが2つ。おそらくひとつが頭を支える台で、もうひとつは手術箇所をのせることになるっぽい感じのなにか。いかにも腰が痛くなりそうな。
というかここに今から載るのかと思うと緊張で胃がキリキリしてきた。
うーんと思っていると麻酔医らしきドクターがナースにベッドを持ってくるよう指示し、ちょっとここに座っててねとキャスター付きの丸いすを引っ張ってきた。
ナースがベッドを手術台の隣に持ってくると、ではここに仰向けに横になってね、と。手術台には麻酔が効いた後に移動させてくれるらしい。横になってからベッドの高さを手術台の高さとあわせて準備完了。

それからまた名前生年月日住所等の確認されたのだけれど、あれ君んち近くにスーパーとかあるでしょ、そのあたりにコリーグのエディ(仮称)が住んでるんだよ~とかそんな話になる。その間にもうひとりの麻酔医らしき人が右腕に針を刺す。なかなかの太さのようでそこそこ痛い。入ったと思ったらもう一本。あいたたた。そしてもう一本。こっちはさほどでもなかった。このとき左上方にあった時計を見て、ああもう8時35分だから子は学校だなと思い、ナースとそんな話をする。そしてメガネを外す。麻酔医に点滴入るから冷たく感じるよ、と言われ、お、冷たいなと思ったところで記憶なし。

目が覚めたらそこはPACU(Post anaesthesia Care Unit,回復室)でした。ナースが右腕に新たに血管確保してるのだけれど、やや苦戦している様子。体温が低いからか麻酔から覚めた直後だからか、血管が収縮してるのでやりづらいらしい。
なんとか終わって気分はどうとかしばらくしたらWard(病棟)に移動しますよとか話す。
天井にデジタル時計があるのだが、メガネがなくてはっきりとした時間わからず、11時台であることだけがかろうじて見えた。
そして寒い。ガタガタ震える。のどはやや痛い。傷はあまり痛くない。気持ち悪くもない。
フットポンプがついてるのはわかったのだけど、尿カテーテルとかドレーンとかはついてないっぽい。
ぼーっとするのでしばらく目を閉じて、病棟に移動するのを待つ。そちらも忙しいらしく呼んでるんだけどなかなか来ないのよねーとナースが言っていた。

12時半頃(多分)ベッドごと病室に移動。部屋は個室でした。
病棟のナースに「ドレーンもカテーテルもついてないってことは自力でトイレ行けってことですよね...?」と確認するとハイそうですよ、行くときは声かけてくださいね。とあっさり言われるなど。水を飲んだり鎮痛剤(パナドール)飲んだりしてまた半分寝てるような状態で過ごす。病室移動後から傷の痛みが気になりだした。

眠れもせず水ばかり飲んでたらそろそろトイレに行きたいかも...となりナースがきたときにフットポンプを外してもらったのだけれど、痛くてなかなかベッドから立ち上がれないし、いざ立っても歩けない。仕方ないのでまたナース呼んでトイレまで歩けませんと言うとポータブルトイレを持ってきてくれるという。おまるだったらどうしよう...と思ってたら移動式の椅子型のトイレだった。なんとか済ませて横になる。傷は痛いし腹は減った。預けた荷物はもちろんまだ届かない。

少しして午後担当のナースが来る。痛くてトイレまで歩けなかったと言ったら強い痛み止めを出してくれた。荷物はいつごろ届きますかねーとやんわりときいたらここは(最上階で)最後だから17時くらい?と言われる。夜には届くといいね...

この痛み止め(トラマドール)がものすごく効いたようで、ほどなくして自力で歩いてトイレに行けるようになった。体を動かすとき以外はあまり痛みを感じず。それからドクターの回診があったのだけれど、大丈夫そうだねってんでフットポンプを外してもらい、どんどん立ち歩いて飲んだり食べたりしていいからと言われる。しかしランチは逃したし荷物はまだ戻らないのでカバンに入れたシリアルバーとか食べられない。腹減った。

やがて病院内の早いディナータイムになった。
もう歩けるのでベッドでなく窓際にあった椅子に座って味のない白身魚と付け合せの野菜を食べる。デザートはレモン味のジェリーと半分以上溶けたバニラアイス。魚はややぱさつき気味でしたので手術あけののどにはちょっとつらかったな...
暇だったのでなんとなく病室にあった液晶TVの電源を入れたら、そこにアナログ時計が表示された。部屋には時計がないのでずっと時間がわからなくて不便だったのだがまさかこんなところに時計が隠されていたとは。ちなみに試聴は有料。

その時計が17時を過ぎていたのでナースがきたときに荷物はまだですかしらねときいてみる。確認してきてくれるという。それからしばらくしてやっと荷物が戻ってきた。携帯も本もあるしこれでようやく暇つぶしができるぞー、と携帯の画面をみたら18時過ぎだった。
TVの時計、冬時間のまま!一時間遅かった!脱力。

19時過ぎに子と同居人が面会にきた。
そのときもけっこう元気で、ベッドに座って会話しておりました。
子が飽きたのであまり長居せず帰ってもらい、そのあともわりと自由にしていたのでしたが、22時をまわりいざ寝ようと思うとなかなか寝られない。
まわりのナースコールは気になるし、夜中に2回もヘリが来るし、眠れるようにとパナドールを出してもらってもせいぜい2時間くらいしか眠れない。
そうこうしているうちになんだか痛みが戻ってきているような気がしてきました。
そして朝がきた。

続く。

数年来の高血圧が原発性アルドステロン症と診断され、2月21日に手術・入院して翌23日に帰宅しました。
2014年に受けた子宮内膜症の手術のときとは違って、術後の痛みがさほどひどくなく、退院2日後にはもうパナドールとイブプロフェンでなんとかなっちゃう感じに。
忘れないうちに経過を残しておきますね。


遡ることおよそ3年。
2013年12月に日本で健康診断受けてきたのですけれど、そのときの血圧の値が高すぎて大変なことになっておりました。上が160台とか、そんな状態です。
いわく「直ちに医療機関にかかって投薬レベル」
「本当なら飛行機に乗って移動してほしくない」
「日本にいる間なるべくおとなしく過ごしてください」...
昔からやや高めだなとは思っていたけれど、まさかそこまで悪いとは。
でも妊娠中も血圧計ってたはず、そのときは高過ぎるとは言われてなかったな、ということはそれから数年でどんどん上がってったのかしらん。

とにかくウェリントンに帰ってきてすぐにGPへ。
ドクターもこりゃ高いねってんで薬を出してくれました。
まずは利尿剤、そしてリコリス禁止、減塩、コーヒーは1日1杯を厳命されたのでした。(リコリスは食べないけれど。)
もともと普通の人よりトイレが近い気がしていたのですけれど、利尿剤飲むようになってますますトイレが近くなり、もう遠くに出かけるのやイベントなんかに出るのが苦痛になりました。クオリティ・オブ・ライフだだ下がり...

利尿剤だけではあまり効果がなく、別の薬が追加され、それも効果がなくまた代わり、あるいは効果があったように見えても別のところにに負荷がかかりすぎるから中止になり...などちょっと手強い高血圧だったものですから、とうとう専門医に紹介されることになりました。

2015年10月16日、初のCardiology clinic受診。循環器科ですかね。
まずは心電図をとり、ドクターの問診。確かに高いね、じゃあ次回24時間血圧測定しましょうということになり終了。
次の予約はだいたい1ヶ月後。

11月11日にCardiologyで24時間血圧計を装着。つけてる間はシャワーも浴びられないので、家を出る前にシャワーを済ませる。昼は20分に一度、夜は1時間に一度くらいの頻度でカフにブワーッと空気入るのでちょっとドキドキします。翌日も同じくらいの時間にクリニックに行って外してもらう。

2016年1月18日。
24時間血圧測定の結果、昼間だけでなく就寝中も血圧が高いことが判明。これはけっこう危険。
新たな検査を、ということで渡されたのは空のPET容器。
24時間蓄尿検査です。翌日の朝から排出した尿をすべてその容器に貯めて検査機関まで持っていきます。なかなかの羞恥プレイです。さすがにあれなので検体はスーパーバッグに入れて運びました。重かった。
それと同時になにか血液検査も。

2月29日。
検査の結果、高血圧の原因が高アルドステロンによるもの=アルドステロン症と判明。今後かかるのはCardiologyでなくEndocrine clinicになるのでそっちにレター出しときますね、で終了。
いちいち単語が難しいので紙に書いて説明してもらい、帰ってからものすごく調べた。

3月24日、初のEndocrine clinic受診。内分泌科ですね。
ここで改めて原発性アルドステロン症(Conn's syndrome)の説明を受ける。今後受ける検査の話、最終的には手術になるけどどうするか、などなど。
この時点でいろいろ調べてたので、副腎静脈サンプリングテストとかしますか...?(ビビリなのでチョトこわい)と質問など。まずは安静血液検査しますよ、結果次第で次の検査になりますよとのこと。ただしそのとき飲んでた薬が血液検査の結果に影響を与える可能性があるものだったので、徐々に減らして完全にストップしてから検査をしましょうとのことでしばらく間があきます。

7月28日。
クリニック受診前にナースに安静血液検査してもらい、それからドクター問診。
次に受けることになる検査の説明など。

8月10日。
朝8時から検査の予定だったのだけれど、この日は前日に子が具合悪くなってChildren's hospitalに入院していたので、病室からクリニックに行くことに。
Saline suppression test(生理食塩水負荷試験?)を受ける。4時間かけて数リットルの生理食塩水を点滴し、適宜採血する検査。点滴中2度もトイレに行ってしまったよ...終わった後ランチ(サンドイッチ、クッキー、フルーツ)をもらいました。

9月14日、病院で超音波検査。あっさり終わる。

10月3日、初のCTスキャン。
これが間に緊急の人がじゃんじゃん入ってきて、予約の時間から1時間以上待ってようやく自分の番がまわってくるという感じに。
水を飲んで受診30分前にトイレ済ませるようにとあったので余裕!と思ってたのでしたが甘かった。血管確保後に待つ部屋が車椅子だのベッドだのの人でいっぱいになり、わたくしが座っていた椅子は通路の奥の方に追いやられ、そしてそこはなぜか天井の板が外れていて冷たい風が当たる場所でございました...
待ち時間長いし寒いしでとうとうナースに「どうしてもトイレ行きたいんですけど...!」と訴え、なるべく全部出さないようにと言われつつトイレ。
トイレ行ってからちょっとしてようやく呼ばれて、途中造影剤で下半身がもわーっとあったかくなるあれも体験し(トイレ行っておいて本当によかった、膀胱パンパンで造影剤もわーが起きたら勢いで失禁しかねない)、さて終わりだと思ったらまた緊急の人で中断。15分くらい寒い椅子で待ち、残りのスキャンをサクッと終えて、留置針を抜いてもらい終了。ものすごく疲れた...

10月27日、Endocrine clinicで結果説明。
検査の結果間違いなく原発性アルドステロン症であるし、CTで片側に腫瘍も見つかりましたよ、と。手術を希望するか否かの意思確認をして、次は外科医に送りますとのこと。
40歳以下・高血圧歴5年未満・女性の場合手術で血圧が改善する可能性は極めて高いとの説明を受ける。もちろん手術の方向で。

12月8日、General surgery clinicで担当外科医と面談。
CTの画像など見せてもらいつつ説明受ける。これ以上の検査はせずに手術になるとのこと。早くていつごろになりましょうか、ときくと2月くらいだね、と。4月に日本に行くんですけど大丈夫ですかね...と確認したら2ヶ月もあれば十分だよ!と。ほっ。
それから待合室で手術の申込書?みたいなのを30分くらいかかって記入。前も書類書くのに苦労したのだった。
それにしてもCTの画像、これが腫瘍だよって見せられても全然わからなかった...


12月後半からホリデーで日本に行っておりましたが、1月にこちらに戻ってきて数日後病院からメールが。手術は2月21日でどうですか、と。
病院ではなんだかいろいろ待たされるのが常だったので、まさかドクターが2月と言ったからといって本当に2月中に手術になるとは思わず←
その日で大丈夫ですと直ちに返信し、術前アセスメント2月7日、手術2月21日で確定。
心の準備など。


続く。

先日病院にて超音波検査を受けてきました。

わたくし、これが大変に苦手でございます。
何がつらいって、あれだ、検査前の指示がけっこうきついのだ。
下腹部の検査しか受けたことないけれど、必ず
「予約時間の90分前にコップ6杯の水を飲むこと。」
「検査前に排尿しないこと。」
の注意書きがあるのだった。
普段ちょっとトイレ近いかもねーって人にはもう拷問でしかないですよこれは...

思えば妊娠中の検査は本当に辛かった。
ただでさえトイレ近いのに、大量の水を飲み、しかも時間通りに始まらなかったりでかなり厳しい思いをしたものだった。
通常時でも検査までトイレに行けない...!と思うと急に尿意が。
前回はたしか万全の態勢で臨んだつもりだったのに、その日の気温がちょっと低く、待ってる間に冷えてしまって人間の尊厳を保てるかギリギリの状態で検査を受けたような記憶が。(なんとか保てた)

今回は近所の検査機関ではなく病院での検査だったので、移動中トイレ行きたくなっても困るしどうしよう...と考えた結果、以下の方法をとることに。
・病院へは予約時間よりだいぶ早めに行く(水持参)
・トイレは検査の1時間前に済ませ、それから怒涛の勢いで水を飲む
いくらトイレが近くても1時間くらいならなんとかなろう。
水はコップ6杯とあるけれど、これはKiwi基準だからちょっとくらい少なくても大丈夫だよ!と勝手に判断して350mlボトル2本分くらいの水だけ用意した。足りなそうなら待合室のウォーターサーバーの水飲めばいいやと。

そんなわけで早めに着いて水飲んで、予約時間の30分前にRadiologyの受付を済ませたのでしたが、それからほぼ待たずに検査に呼ばれてしまったのでした。すぐ受けられるのは予想外だった...!
水飲み終わってから30分も経ってないけど大丈夫かしらん...とドキドキしましたが何の問題もなく(途中排尿指示もあり)検査終了。
ギリギリな思いをすることもなく、次もこの手順で受けようと決意したのでしたよ。

そうそう、数週間後に人生初CTを受けるのですけれど、そのときも1時間前の飲水と30分前排尿禁止の指示があるのでした。30分ならきっと大丈夫...!

プロフィール
HN:
ぼな
自己紹介:
2008年より在Wellington。
最近週休1日ペースで更新できてません...
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[11/26 名無権兵衛]
[05/11 ぼな]
[05/11 otama]
[03/08 ぼな]
[03/07 otama]
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